今回は髪技理容師を探せVol.13で特集させていただいた南阿佐ヶ谷の-INASE PARLOR BARBER SHOP釜田航也さんのご紹介で明治神宮前原宿近くのWOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAE-でサロンマネージャーを務める吉田 稀音さんに取材させて頂くことが出来た。激戦区の原宿で活躍される理容師はどの様な思いを持たれているのか気になるところだが、まずはプロフィールとサロンの紹介から初めていこう。

KIO YOSHIDA(吉田 稀音)

WOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAE-

出身地:北海道

理容師歴:9年

出身校:北海道理容美容専門学校
得意技術:髭のトリミング・シェービング・外国人の髭トリミングも大得意
得意スタイル:グラデーション使ったフェードスタイル・ベーシックなバーバースタイル
趣味:遊ぶ事・自転車

WOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAE-

WOLFMAN BARBERSHOP JINGUMAE

電車でのアクセスはJR山手線原宿駅を降りて竹下通りを抜けて歩くも良し、副都心線明治神宮前(原宿)駅を降りて原宿通りを抜けるのも良し、街の雰囲気を楽しみながら歩いていればどちらからも10分と掛からずにたどり着くことが出来る。

元々は栃木県の佐野市に本店があり、東京都内ではここ神宮前と六本木の2か所にサロンを構えている。店内に入ると店名であるオオカミの剥製が飾られており来店客を出迎えてくれるのだ。店内の雰囲気は年代もののアンティークのチェアやランプをはじめとした調度品があしらわれており古き良きアメリカンバーバーにタイムスリップしたかの様な錯覚に陥る非常に遊び心のあるサロンだ。

雰囲気だけでなく個性豊かで、確かな技術を持ったクラフトマンシップ溢れるスタッフがWOLFMANの最大の魅力とのことだったが、確かにその通り皆さんプロフェッショナルで流れるような動きでお客様のニーズに応えていく様を見ているだけでも楽しいものだ。特筆すべきはここ神宮前店は非常に外国人のお客様が多く足を運ばれていて日本のバーバーが世界に受け入れられることは本当に素晴らしいことである。

さてそんな国際色豊かなWOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAEのマネージャーを務める吉田氏はどの様な人物なのか?早速インタビューでその核心に迫っていこう。

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まず吉田さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。

吉田氏:はい。きっかけですか・・・。実はこれと言ったきっかけってなくて、小さい頃は床屋通って、中学校・高校の時の職業体験でもなぜか床屋通ってて。正直美容師と理容師の違いも解ってなくて、美容師になろうと思ってオープンキャンパスに行った時に、学校の教頭先生に「お前なんで美容師目指すんだ?50 ~60になって禿げちゃったら経営者やるしかなくなるぞ?ずっと髪切ってたいなら理容師になれよ」って言われて「確かに!」みたいな(笑)。

バーバーなび:きっかけというのは思いもよらない出来事だったりするんですね!ありがとうございます!

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してはどのような思いや考えをお持ちですか?

吉田氏:まぁそうですね。特に文句も何もなくて、普通にお客様に喜んでもらってまた来たいって思ってもらえるようにみんなで頑張れば良いのかなって思ってます(笑)。

バーバーなび:業界をこうして行きたいって思いはありますか?

吉田氏:そういう意味では、理容師も美容師も大変だけど稼げないってイメージあるじゃないですか?でも実際には違ってて、それって結局雇われてる会社だとかで変わるし、ちゃんと売上上げて従業員に還元してくれるかが大きいのでそういう会社が沢山出来てもっと稼げる位の高い職業になってもおかしくないと思ってるんで。

僕個人でどうこうって言うのは今はないけど、会社をどう良くしていくか?どうやって育てるか?って言うのが今は一番楽しいし、興味がある事なんでそういった仕事をしながらまずは、手の届くところから変えて行きたいですね。

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:ありがとうございます。それではこだわりを教えてください。

吉田氏:まずはホスピタリティかな。顧客満足度みたいなのは一番大事にしてますよ。技術って当たり前に求められる事なので、それ以外にどうやってお客様がリピートしてくれるか?って言うのは、接客であったり、トークであったり、僕は仮にどこの床屋に勤めても絶対に自分のファンになってもらえる様に一人一人のお客様を満足させられる、そう思って貰える仕事をしているっていう自信はありますね。

バーバーなび:外国人のお客様も多いと思うんですが、違いはありますか?

吉田氏:逆に、日本の仕事をきっちりやらせて頂くだけでものすごく満足してくれますね。正直日本だと当たり前のことでもやっぱり根底にある丁寧さとか、おもてなしの心の部分というか、言葉の壁を越えてちゃんと伝わってますね。

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか?

吉田氏:どのような?う〜ん。正直あんまりこだわりないですね。個人的な話になっちゃいますけど、髪切るのは当たり前だからしゃべりに来てついでに髪切って貰える関係のお客様に囲まれてるから。

でも、うちの社長が良く言うんですけど床屋は男の社交場だって。どんな仕事してる人も、国籍とか年齢関係なく髪は伸びるからみんな来てくれる。だから床屋には色んな人と情報が集まって来る。それに僕たちは選ぶ側じゃなくて選ばれる側なんで、そう言う意味では色んな人に来てほしいんですね。

 

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージもお願いできますか?

吉田氏:前向きな事の方が良いですか?(笑)。

バーバーなび:いえ、吉田さんの率直な思いで大丈夫です。

吉田氏:僕もそんなに偉そうな事言えるほどじゃないですけど、ファッション的な感じで理容師になりたいって子が多い気がするから、なんで理容師になりたいのか?っていう芯の部分を持ってやらないと続かない仕事ではあるんで。もちろんカッコいいと思えた事は素晴らしいからその気持ちを大事にしてほしいし、好きをもっと好きにしていくには信念と言ったら大それた言い方になっちゃうし、自分もきっかけってきっかけなかったけどやりながら見つけてこれたからここまで来たんで、言い方難しいですけどなぜ?の部分を大事にして欲しいですね。

バーバーなび:素敵なメッセージありがとうございます!

最後に

バーバーなび:本日はお忙しい中取材のご協力いただきありがとうございました。最後に吉田さんおすすめのメニューと作例を紹介してもらえますか?

吉田氏:はい。こちらこそありがとうございました。僕のおすすめのメニューを2つご紹介させて頂きます。

REGULAR CUT(cut+shave) ¥7,700(税込)

 

モデル写真提供:WOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAE-

REGULAR CUT(cut+shave) ¥7,700(税込)

 

モデル写真提供:WOLFMAN BARBER SHOP-JINGUMAE-

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